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〈古典部〉シリーズ感想

古典部〉シリーズの既刊六巻を読み終えたので、感想を書いていく。

ドラマやらアニメやら多方面にメディアミックスされている作品ではあるけど、そっちは通ってない。

けど、アニメOPの「優しさの理由」は知ってる。めっちゃ好き。

open.spotify.com

メディアミックス以外にも愛蔵版やらアンソロジーやらも色々出てることを知ったけど、まだ買ってない。そっちとアニメに関してはいずれ読んだり見たりすると思う。

ともあれ、一旦ここでは単行本六巻まで読んだ感想ということでひとつ。

※ネタバレ注意

 

古典部〉シリーズとは

とは。と書きだしたものの、わざわざ説明するまでもない有名な作品だと思う。

ジャンルで言えばミステリーが該当するらしいけど、ミステリーにしては珍しく人が死なない。ただのミステリーではなく、「青春ミステリー」だからってのはあるかも。

日常のちょっとした謎とかちょっとしていない謎を、主人公が所属する古典部の面々で解決していく。そんな話。

メインの登場人物は古典部に所属する四人。

主人公、省エネ志向の折木奉太郎。物語は主に彼の主観で語られる。(例外もある)

残りは、奉太郎の旧友で知識が豊富な福部里志。その里志にお熱で毒舌家の伊原摩耶花。好奇心が強い部長の千反田えるの計四人だ。

概要説明は以上。以降、特に好きだったエピソードを語りたいと思う。

 

連峰は晴れているか

第六巻「いまさら翼といわれても」に収録されている短編。

主人公の奉太郎は省エネ志向と説明した通り、あまり自主的には動かない性格だ。

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとして掲げていることからも伺える。

何故こんなモットーを持つに至ったのかのエピソードもあって、それも滅茶苦茶好きなんだけど…。脱線してしまうので話を戻す。

 

この短編ではそんな奉太郎が珍しく自主的にある謎を調べ出した。中学生の頃の教師、小木に関する謎。

謎と答えに関しては無粋なのでここでは書かないでおく。ミステリーのネタバレ全部書くのはちょっとね。

その調べようと思うに至った理由が肝心で、「知らないでその謎に関することを話すと、小木を傷つけてしまうから」というもの。原文ママではないけど、大体こんなニュアンスだったと思う。

別に、小木に会う予定があるわけでもない。特別尊敬していたわけでもないだろうし、関係が深いわけでもない。そんな人のために行動を起こしたってことになる。

 

そもそも、奉太郎は冷血野郎ってわけでもないけど、人一倍優しいってわけでもない…ってキャラクターだとそれまでは思っていた。

別に知らなかったら責め立てられるような内容でもなかったと思う。それでも相手の気持ちを慮って行動するのか、と。

そんな、"優しい"の一言で表せない、そこに生きているような人間性を感じられるエピソードで、強く印象に残っている。

 

まとめ

もっと好きなエピソードの話したかったんだけど、ミステリーってジャンルの都合上、ある程度そこをボカしながら書いてくのが大変すぎて途中でやめてしまった。

なので、補足…?みたいな形で、ここで追加で書いておく。〈古典部〉シリーズのいいところって三つあると思っている。

一つは上記の「連峰は晴れているか」で描かれているような、息遣いが感じられるようなキャラクターの造形。

もう一つは文章の美しさ。これは〈古典部〉シリーズの…というより、米澤穂信先生の…というべきか。オシャレというか文学的というか…うまく言えない。とにかく言葉の使い方が綺麗。感覚的な話だけど。

最後はシンプルにミステリーとしての面白さ。何気ない場面に伏線を張り、最後に綺麗に回収していく様は非常に爽快。特に短編だと良さが際立つ気がする。

 

あんまり作者から作品を探すことってなかったんだけど、米澤穂信先生の作品は全部読みたいなって。特に〈小市民〉シリーズとか気になってる。

ところで、〈古典部〉シリーズは完結が明言されてるわけではないけど、既に結構長く続きが出ていない。八、九年ぐらいかな?

続きがいつか出てくれることを祈りつつ、米澤穂信先生の既存作品を追うとしたいと思う。以上。

ドラマと原作を見た上での「地面師たち」感想

まえがき

若干ブームのピークは過ぎた感はあるけど、「地面師たち」のドラマと原作を見た。感想を書いていこうと思う。

前提としてなんだけど、ドラマ・原作、どちらも面白かった。

そもそも俺自身、ドラマ→ほぼ見ない。小説→まれに読む。みたいな人間なんだけど、そんなどちらにも馴染みがない人間でも楽しむことができた。

ざっとあらすじ。

「地面師」という不動産に関連する詐欺を行うグループにフォーカスを当てた、いわゆるクライム・サスペンスだ。

主人公…と言っていいのかわからないが、物語は主に辻本拓海という男の視点で進む。

ほかに主な登場人物は、グループのリーダー格であり変態で天才のハリソン山中。声がデカい関西人の後藤、シャブ中の竹下、紅一点の麗子。

そんな愉快なメンバーたちが、人死にがゴロゴロ出るような百億の土地の詐欺に挑もう…といった話。

 

面白かったところ

これに関しては、原作とドラマで結構違う。

敢えて共通する点を挙げるなら、やはりこの作品の目玉。緊張感溢れる取引のシーンだろう。

地面師たちとしても一歩間違えれば逮捕、不動産会社としてもうん億の取引なので下手は打てない。どちらの媒体でも見ごたえがあった。

もう一つ。これはめちゃくちゃ悪趣味だと思うんだけど、詐欺被害にあった人たちが壊れていくシーンが良い。

特にドラマ版、マイクホームズという会社の社長が詐欺にあったことに気づくシーン。最初の方は若干の焦りと面倒なことになったという怒りが先立っている…が、内心では「金が帰ってこないなんてことはない」と思っている演技に見えた。

しかし、刑事との会話で金が帰ってこないことを知り、一気に焦り・怒りが絶望にシフトしていく…。このシーンがすごく好き。俳優さんの演技が光るシーンだった。

 

原作とドラマ版の違いとか

大筋は変わらないんだけど、ぼちぼち違うところがある。

細かいところであれば、百億の物件の話が地面師グループ内で上がった時、原作では書類での説明に留まっていた。対して、ドラマ版では実際に現地に足を運んでいたりする。本当に細かいところだけど。ドラマ化に際した工夫みたいなものを感じた。

細かくないところで言うと、地面師グループを追う警察サイドの設定がある。原作では辰という定年間近の刑事一人だが、ドラマ版ではそのバディに倉持という女刑事を添えている。ここら辺はアニメのドラマ化とかでも良く聞く奴だ。

実際、原作の辰視点の話をそのまま映像化しても地味すぎる気はするので、ここは良い判断だったのかなーと思う。

 

残念だったところ

概ねうまく映像化されてるなーって感じだったんだけど、惜しいところもあった。

特に気になったのは、ハリソン山中のキャラクターかな。

ハリソン山中は、地面師グループのリーダー。先見の明に秀でた知能犯。サイコパスっぽい一面も併せ持つ男…なんだけど、原作とドラマ版ではちょっとイメージが違う。

例えば、原作で麗子に仕事を頼むシーン。麗子はその仕事を嫌がるんだけど、原作では金で「説得」することになる。

対して、ドラマ版。ハリソン山中は髪を引っ張りながら、「やらないと殺すぞ」…と、「説得」した。

こことか、原作のキャラクターだったらやらなさそうな手法だなとは思った。

やってる仕事が仕事だけに、裏切られたら終わりなわけで。表面上はあくまで平等な仲間ですよ、ってアピールするのが賢い動きだと思う。(実際にどうかはさておき)

原作のハリソン山中はその賢い動きができる人間だったので、そこに違和感を感じたのかもしれない。

違和感を言語化するなら、原作でもドラマ版でも知性で暴力性を覆い隠している異常者であることに違いはないと思う。ただ、ドラマ版ではその暴力性を隠しきれていない…って感じかな。それによって肝心の知性の方にもぼろが出ているように感じてしまった。

まあ、、ドラマ化するにあたってのキャラクター変更だって言われればそれまでかも。実際、ドラマ版のキャラクターもこれはこれで魅力的で良かったし。

 

まとめ

全然書く気が起きなくて、結構時間が経ってこの記事を書いた。なので、色々忘れてたりした。もうちょっと見た(読んだ)直後は書きたいことたくさんあったはずなのに。

備忘録的な意味で始めたブログなのにこれじゃ意味ないな…と反省。

続編やスピンオフも出ているっぽい。そっちも読みたい。

本当に嫌いなキャラの話をさせてくれ(龍が如く5)

※本記事は龍が如くシリーズ(~5)までのネタバレを含みます。

まえがき

最近、「龍が如く」シリーズにハマっていて、極から始まり5まで、数か月で一気に駆け抜けた。

3,5以外はトロコンまでして、かなり遊び尽くしたと思う。

豊富なミニゲームや戦闘システムの爽快さも魅力の一つだけど、なんと言っても一番の魅力はストーリーだ。

極道に生きる男たちの信念、意地と意地のぶつかり合い、それから産まれる人間ドラマが本当にアツい。6作もやってきたけど、ストーリーに退屈することはなかった。

このシリーズの一個の大きな特徴として、登場人物の多くが自分たちの信念に生きていることにあると思っている。だから、敵対しているキャラクターもどこか嫌いになれなかったりすることが多い。

そんな龍が如くシリーズをやってきて、本当に一切、欠片も好きになれないキャラクターが出てきた。

それが、龍が如く5 第3部に登場する「朴美麗」というキャラクターだ。

名前からわかる通り韓国人の女性だが、こいつの人間性を語るにあたって韓国人であることは一切かかわってこないため、この要素は忘れても構わない。

この朴(※名前を呼ぶのも不愉快なので、以下クソババアと表記する)が何をしたかを語る前に、まず背景から説明していく。

 

背景

全て話すとキリがないため簡単に。本作のメイン主人公である桐生一馬は、元極道だったが足を洗い、アサガオという孤児のための児童養護施設で子供たちの世話をしていた。(ここら辺の話は主に龍が如く3で語られている。)

同じくアサガオで暮らす少女の澤村遥。彼女との付き合いは龍が如く極まで遡る。細かくはネタバレになりすぎるから語らないが、桐生の大事な人の忘れ形見ということになる。そこから毎作、桐生とともに過ごしていた。

その遥を、金の卵を探して全国を回っていたクソババアがスカウト(?)した。これが始まり。

 

クソババアの罪状

これだけ見てもわからないと思うので、如何にこのクソババアがクソか、要素をピックアップして語っていく。

スカウト(?)

(?)とも書いたが、スカウトというにはあまりに方法が乱暴だった。簡単に言えば、桐生がアサガオを離れることを条件に、アサガオへの補助と、遥をアイドルにする。という交換条件だった。

というのも、今はカタギとはいえ伝説の極道。桐生との繋がりがバレると、アイドルとして活動できなくなる、ってことだった。

まずこの時点でいきなり出てきて何だこの不愉快なババアは。って感じだったが、まだ言い分は理解できた。実際、桐生が居ることで遥やアサガオが危機に陥っていたことは何度かあった。

しかし、本質的に過去を消し去ることはできない。アサガオがアキレス腱であることは変わらず、結局遥を脅す道具としてアサガオが利用された。

「遥を守るために、過去を消す」みたいなことを偉そうに語っていたけど、別に桐生がアサガオを離れただけじゃ過去は消えない。バカだからわからなかったかもしれないけど。

こんなことになるなら桐生がアサガオに残っているべきだったってことになる。

結果としてそうはならなかったけど、クソババアが原因でアサガオの子たちが害されるようなことがあったら、こいつはどう責任を取るつもりだったのか。何も考えていないとしか思えない。

 

有能気取り

このババア。性格としては、結構キツい性格をした女性。ザ・女社長って感じ。

じゃあ有能なのか。と問われると、全くそんなことはない。

その一つが、トレーナーとの接し方からわかる。

遥にレッスンしているトレーナーの荻田という男がいる。本来一年という期間でじっくり遥を育てていく想定だったが、デビューが前倒しになったことで、その期間が半年になっていた。

めちゃくちゃなスケジュールだし、当然荻田もクソババアに抗議するが、クソババアは取り付く島もない。プロなら言われた仕事を黙ってこなせと。

そのいざこざの延長で、クソババアは荻田にクビを宣告する。が、零細事務所なので他のトレーナーも勿論居ない。そこでクソババアは、代理のトレーナーをあろうことか遥とマネージャーに探しに行かせた。

何も考えがないってわけでもなく、宛にしていたそのトレーナーがダンサーを見て判断するタイプだから、遥自身が行くべきだった、というのが理由の一つとしてあった。

とはいえ、これってプリンセスリーグって大会のド最中の話。連れてくるまでは自分がやるとか、そもそもお前が首にしなければ発生しなかった手間ではあるし。無能としか言いようがない。

 

迷惑

このババア、自分の身から出た錆で他人に迷惑をかけまくっている。

遥が出場しているプリンセスリーグという大会のライバルユニットは元クソババアの会社の人間だったのだが、クソババアのやり方に付いていけなくなって移籍してしまった。

その因縁もあってか、遥にかなり積極的に嫌がらせをしたりする。

でもこれって、クソババアがもっと穏当に接していれば起きなかったことじゃないのか。こいつのふるまいのせいで、何故か遥が被害を被ることになっている。
上記のトレーナーの件でもまだあって、トレーナーに対して給料をしょっぼい額しか支払っていなかった。それどころか、契約書を自分に都合のいいように書き換え、契約打ち切りでも金が渡らないようにしていた。

このいざこざの結果、荻田の恨みによってクソババアもある被害を被るわけだが、それによってクソババア以外の人間も大きく迷惑することになる。クソババアがもっと雇用している人間に対して真摯に接していればこんなことにはならなかった。

 

性格が悪い

シンプルにこれ。

遥が仕事先のスタジオで、ライバルのアイドルに足を引っかけられてディレクターに飲み物をぶっかけるミスをやらかしてしまう。というエピソードがあった。

事務所に戻った遥とマネージャーに対して、クソババアはマネージャーの男に平手打ちをして一言、あなたが付いていながらこのザマ?と。

シンプルに上司にいて欲しくないタイプの人間。そのマネージャーの堀江という男が、結構遥に対して真摯に向き合って仕事を頑張っていたのものあり、こんな人間に付いていく人いねーとしか思えなかった。

 

自己中心的

こいつの性格は基本的にこれ。

前提として、遥にアイドルをやらせているのも、遥がダイヤの原石だから、ということに加えて、自分が果たせなかった夢を果たしてほしいから。というのがある。

これも見方によってはいい話だが、やっていることが仲のいいアサガオという家族を引き裂いてやっていることなので、自己中心的と言わざるを得ない。

 

約束を守らない

自分としては、「桐生がアサガオを離れることを条件に、アサガオに資金を提供する」という認識だった。が、クソババアから出た脅し文句。

「アイドルとして成功できなかったら、アサガオへの資金は提供できない。帰る家なくなっちゃうよ。」

契約書を書き換えたことからもわかる通り、基本的に約束を守らない人間だが、それは遥に対しても同じだった。このセリフの後に、葉っぱをかけただけよ、ごめんね。と言って誤魔化すんだけど、それもまた不愉快。悪人なら悪人を貫けよと思ってしまう。

 

結果論

遥はアイドルをするにあたり、沖縄のアサガオを出て大阪の蒼天堀で一人暮らしをしている。この場所が結構ゴミで、そもそも蒼天堀はかなり治安が悪い。

そんなオートロックもない(そもそも時代背景的にないかもしれないが)ボロアパートに、女子高生の、アイドルの女の子が一人暮らし。危険がないわけがない。

実際、ストーカーが発生するサブストーリーもあった。

無事に過ごせてはいるが、明らかに危機管理が足りていない。遥に何かあったらどうするつもりだったのか。人ひとりの人生を預かっているのに、結果が良かったからいいじゃんで済ませて良い話ではないと思う。

 

周りの人間

クソババアがゴミなのはここまで書いた理由で分かったと思うが、周りの人間も周りの人間だ。

クソババアにレスバ負けてアサガオを去ってしまった桐生もそう。特にそんな描写もなかったのに雰囲気に流されてクソババアと家族ごっこをしている遥もそう。謎に「あの人はすごかった」みたいなことばっかり繰り返す秋山もそう。

秋山は龍が如く4に登場した主人公のうちの一人のキャラクターで、結構考え方がしっかりしている良い人間なんだけど、今回の件でちょっと嫌いになってしまった。

他にも、前作から登場しているある主要人物の一人が、クソババアと関係があったことが明かされる場面がある。その人物のことはかなり好きだったのだが、こんな人間と関わりがあったことを知り、少し悲しくなってしまった。

 

自己の正当化

龍が如く5において、「夢」が一つのキーフレーズになっている。第1部、桐生編では桐生を助けたある人物が自らの夢を語ったり、第2部、冴島編でも、冴島が自分の夢を語るシーンがある。

同じように、第3部でも「夢」というワードは多くみられ、特にこの部における夢は「引き継がれるもの」だとされている。

クソババアが見た、アイドルとして大成するという夢を、遥が引き継ぐ。そんな感じ。

とは言うんだけど、夢というにはあまりにも押しつけがましい。そもそもの話、遥がアイドルに憧れている描写自体そこまでなかった。

極2のサブストーリーで遥はアイドルにスカウトされているんだけど、その時は興味も薄く、桐生とともに過ごす日々を選んでいた。(カラオケに連れていくと、かならずアイドルソングを歌うので、そういう憧れが皆無だったとは言わないが。)

そんな遥がアイドルになることを選んだのって、アサガオに暮らす子供たちに楽をさせてあげるため、ってのが大きかったと思ってる。

そんな押しつけがましい「夢」を、1,2部で語られたカッコいい「夢」と同列に語られるのが、非常に不愉快だった。

そもそも、大成することだけが夢みたいな考え方があんまり好きじゃない。今の平穏な生活を守ることが夢、じゃダメなのかと。

このシリーズをやっていると、平穏な生活を続けることがどれだけ難しいかよくわかるし、それは十分夢に値すると思う。

 

母親面

正直一番許せなかった要素がこれ。

クソババアが遥に化粧をする場面がある。良いBGM、遥も楽しそう。そこで、クソババアから出たひと言。「女の子には母親が居ないとね」。

は?と。過去作をやってきた人間としては、絶対に看過できない発言だった。

セリフ自体はありふれたものだし、理解もできる。ただ、それはこんな乱暴な方法で連れてきた人間が言っていいセリフじゃない。

桐生の話だが、元極道ということもあって、子供の世話はそこまで上手にはできなかったかもしれない。普通の家族のような幸せは与えられなかったかもしれない。一般的な父子家庭の難しさと同じだな。

ただそれでも、真摯に遥と向き合い、何かあったら自分の命に代えてでも守ろうと努力してきたことを知っている。

その桐生の気持ちを踏みにじるようなこのセリフ。本当に許せない。

百歩、いや万歩譲って、こんな感じの場面を見た桐生が同じことを独白するのなら、まあわかる。遥が同じことを言ったとしても、勿論わかる。母親が恋しくなることもあるだろう。

ただ、お前が言うのだけは絶対に違う。実際、母親らしい描写もほぼないのに、一回化粧してやっただけで母親面て。バカじゃねえの。

この場面への憎しみは第1部をやっていると更に増すんだけど、桐生はアサガオを追われた後、拠り所を失って福岡で死にかけていた。幸い、いい人との出会いもあって今は無事生きているけど、それは結果論。

桐生があんな酷い目に遭っている中、当の当事者のこいつがバカみたいな家族ごっこをしていると思うと、本当に反吐が出る。

 

あとがき

不愉快なキャラクターであること、少しは伝わったと思う。

何が最悪ってこのクソババア、本筋のストーリーにも深く関わってくるため、第3部が終わってもまだクソババアの影を見ながら進めることになる。何なら6以降も…。

とはいえ、これは自分の目線の話。他の人が見たら、こいついいキャラじゃん。と思うかもしれないし、あくまで一意見として見て欲しい。

 

こんだけ書いたが、龍が如くシリーズ自体は基本的にめちゃくちゃ面白い。

Steamでセール中だったら~7ぐらいまでまとめて買ってもそこまで値は張らないので、少しでも興味があったら遊んでみて欲しい。

絶アルテマ破壊作戦所感

アルテマ攻略完了。というわけで、忘れないうちに諸々感想を書き残します。 

 

〇構成

ガナ学占モ竜赤詩。自分は前回に引き続きレンジ枠の詩人。

クリア済みは半分ぐらいかな?わからん。

 

〇ガルーダフェーズ

初日で突破。レンジということもあり仕事はほぼなし。難しい箇所もなかった。(フェザーレインぼーっとしてて踏み抜いたりはした。)

LBも線取もキャスにお任せなのでただ殴るだけ。ただ詩人ちゃんと触ってなかったので、回しに慣れるにはちょうどいいフェーズだった。

他ジョブだと、自分だったらタンクのスリップストリームを誘導忘れしそうだなーとか、ヒーラーはずっと大変そうだなーとか思ってた。

 

〇イフフェーズ

初日の時点でミリ残しまではいけてた。突進がクリア済みメンバーのコールで対処できてたのが一番の理由だったと思ってる。

数少ないレンジのお仕事、エラプ誘導にしても特別苦戦はしなかった気がする。タゲ切り替えながら鎖殴るところ楽しい。

 

〇タイタンフェーズ

個人的な最難関フェーズ。序盤ちょっと過ぎたあたりのボムがないところにホールインワンするギミックとか、終盤のボムとランスラが一緒に降ってくるのを避けるやつとか、とにかく事故が起きやすいギミックが多い印象。

一番の問題児である三連ジェイルに関しては、メンバーの一人が読み上げしてくれててるから、割とぬるいのかなーって思ってた、最初は。

とにかく先頭と最後列の判定がクソシビアで、先頭だとほんの一歩間違えるとタイタンが覚醒せずに終了。最後列もうまくボムの爆発にあてなきゃいけないのに位置取りがシビア。唯一真ん中だけは緩めで、かつ詩人は真ん中になりやすかったのが救いだったかもしれない。

単純にランスラの判定とか、ランスラ避けてからジェイルに閉じ込められるまでの猶予のなさとかでも割と難しくて、読み上げあってようやく戦えたってレベル。

このゲームやってきた中で一番難しい…というか、理不尽さを感じるギミックだった。

 

アルテマフェーズ

・追撃の究極幻想

アルテマフェーズ最初のギミック。弊固定では十字無視法を採用していたので、流れを理解できるとそんなに事故もないゆるめのギミックだった。ちゃんと避ける方法しかなかったら大変だったんだろうなーと。

追撃ではないけど、追撃の後に来るサラミ→ランスラのやつが、中央に降ってくる岩とサラミの間がめっちゃ狭くて難しかった。

 

・爆撃の究極幻想 

レンジはほぼ無職ギミック。一応最初に線取ったり、イフの十字範囲避けながらランスラ安置に駆け込むところとか難しかったけど、ヒラに比べると全然。

とにかくMTへの爆雷のダメージがエグかったことが印象に残ってる。それぐらい。

 

・乱撃の究極幻想

ラソンするやつ。絶バハの群竜とかもそうだったけど、マラソン系のギミックって死因わかりづらくて嫌い。

時間的には、爆撃ほどはかからなかった印象がある。個人的にもほぼ走って集合して終わりなので苦労はしなかった。ジェイルだけはエラプを踏んでも大丈夫なところとか移動のルートとかちょっと面倒くさかったけど。

 

・三蛮神フェーズ

一応1フェーズに数えたけど、2,3回目ぐらいで抜けちゃったしアレ。緊張との戦いって意味では金バハに近い気もする。 

ちなみに時間切れ詠唱(たこやき?)を見たのは確か2回で、1回目は死者多数で届かず、2回目で突破だったと思う。たぶん。

 

〇全体を通して

攻略期間は大体9日ぐらいだったらしい。これまでの絶で一番短かった。

実際、難易度的にも一番簡単だった。ジョブとかクリア済みメンバーの有無とかで変わってくるとは思うけど。バリアヒラとかは本当に大変そうだったし。バルカンバーストとかバルカンバーストとかバルカンバーストとか。

詩人については、機工士ほどではなかったけど簡単だった。dot結構切らしといてどの口がって感じではある。

何にせよこれで現行絶コンプとなりました。楽しかった。

絶バハムート討滅戦所感

絶バハ攻略完了しました。ので、あることないこと感想を書き連ねていく。

 

〇構成など

ガナ白学モ機召赤のキャス2構成で挑んだ。俺は機工士。

メンバーは前回の零式とほぼ同じで、ヒラが1名入れ替わったぐらい。

 

〇タニアフェーズ

攻略期間:1日(~1月20日

予習もしたとはいえ、流石に簡単だった。攻略開始して当日に突破はできてたと思う。

とはいえ流石に後半の頭割り+魔力錬成+リキッド誘導みたいな箇所は絶だなーって感じのギミック密度だった。まあ被らなければどうということはないけれども。

ギミック全部盛り来るとハッピーセットだーって言って騒いでた。(謎)

加えて基本のリキッド誘導を学者にお願いしていたので、個人的にもかなり楽だった。ツイスターに関しても、レンジは自由に動けるので目立ったミスもあんまりなかった。(気がする。ボケーっとしてて当たることは多々あった。)

逆に限られた位置で捨てたい近接とか、キャス職は大変そうだなあって他人事のように見てた。

 

〇ネールフェーズ

攻略期間:3日(~1月23日)

この攻略期間って言うの、あくまでちゃんと突破できるまでのこと言ってて、安定させるのにはもうちょっと時間がかかった。

個人的な難所は、3回目セリフ攻撃付近の雷と炎受けのやつ。離れるタイミングを意識しとかないといけなくて面倒くさかった。他だと、単純にチャリオット事故が多かった。タイミングがシビアで、一瞬でも迷ったら終わりなところが苦手。

言いつつも、全体的に慣れれば何とかなる感じではあった。

とはいえ、クリア済みメンバーのコールありきだったかも。特にカータが。

自分で見る余裕もないし、見てもよくわからないのでほぼコール待ちだった。

 

〇プライムフェーズ

攻略期間:6日(~2月8日)

フェーズとして分けるには大雑把すぎるので、各ギミックごとの感想とか書いてく。

・進軍の三重奏

最初の三重奏。ツイスターとほぼ同時に付与されるAoE(なんか丸いやつ)の捨て位置にちょっと戸惑った(すぐ真ん中行っちゃダメだった)けど、そこ以外はDPS的には死ぬ要素もないギミックだった。タンクの線取りが大変そうだなーって印象。

 

・黒炎の三重奏

リキッド→塔踏みのやつ。うちで採用していたのは全員がネール方向に移動のち左手にダッシュって方法で、これだと塔踏むときのタイミングとか(あんまり)考えなくて良くてとても楽だった。でも最初のリキッドでの足並みズレて頭割れずとか、塔内にAoE置いちゃって詰みとか、事故は何気に多いフェーズだった気がする。

 

・厄災の三重奏

タニアの即死振ってくるやつ(雑)。付与される線がランダムだから、タンクが取るのが大変そうで毎回ヒヤヒヤしてた。DPS的には楽なギミックだった。

 

・天地の三重奏

ホールインワンするやつ。個人的に一番やってて楽しかったギミック。決まった時の気持ち良さがトップクラス。ホールインワンはそこまでだったけど、回るAoEのやつの出現範囲が遠いパターンがとにかく苦手だった。スプリントは次のギミックのために取っときたい、でも使わないと死ぬかも、のせめぎ合いでモタモタしてたら轢かれるってパターンが数回あった。

 

・連撃の三重奏

空気読みするやつ。嫌なギミック。(体感だけど)あんまり初回シェイカーも付かず、仮についてもメンバーがいい感じに空気読んで調整してくれて何とかなってた感じで、自分でうまくできた感じは一切なかった。後半にやらせるギミックじゃないよ。

 

・群竜の八重奏

ラソンフェーズ。弊固定ではタンクLB法を採用。というか火力にある程度余裕がある今のバハだと大体がタンクLBでやってそうだなーって。ギミックとしては難しくもないが面白くもなく。

 

〇二体フェーズ

攻略期間:4日(~2月16日)

全体を通しての山場になるフェーズだった。ギミック自体はこれまでの組み合わせに過ぎないけど、全体的にテンポが早くて難しい。一番の難所は三連のセリフ攻撃。頭割りに入れないパターン、チャリオットで飛ばされて頭割れないパターン、終了後のツイスターを忘れて踏み抜くパターンと、死因は色々あり。慣れるまでは大変だった。

ちなみにリキッド誘導を担当したけど、特に難しいことはなかった。ちょっと殴れないタイミングがあったけど、DPSはまあ足りてる感じだったので問題なし。

 

〇金バハ

攻略期間:2日(~2月23日)

緊張との戦い、金バハフェーズ。やらかしはエクサ踏み抜きと、モーンアファーを二人受けと勘違いして入らずに皆殺しにしたやつ。後者は罪が重すぎる。

到達までにかかる時間が長すぎるせいで、消化でも毎回緊張しそう。難しいことないはずなのに…。

 

〇全体を通して

レンジジョブでやる初めての高難易度コンテンツだったので、かなり不安が多かった。(極ぐらいはやってたけど)

実際にやってみると、DPSチェックがそこまでじゃないこととか、機工の回しが簡単なこともあってその辺は取り越し苦労に終わったかも。

何よりも、クリア済みメンバーのコールあってこそみたいなところあった。感謝。

残す絶はアルテマのみ。絶毎回楽しいし、次も楽しみ。

 

最後にクリア回の動画を貼り付けておく。(声入り注意)

www.youtube.com

お疲れ様でした。

 

エデン再生編零式所感

攻略が一通り終わったところで、諸々書き起こしておこうかなーと思った次第。

ちなみに固定での攻略で、ジョブは忍者。

 

○1層

攻略期間:3日(~12月10日)

3日とは言ったものの、初日は零式出すところからだったので、実質2日プラスちょっとの攻略だったと思う。

1層ってことでまだフワフワしてたり情報が少なかったりで、苦戦した覚えがある。

それでも久しぶりのレイドってことでかなり楽しく進められたと思う。

(暗黒天空で一切殴れないところ以外は!)

願わくば制限解除が来るときには、近接が殴れる方式が主流になってると嬉しい。野良行かないから既にそうなってるのかもわからんけど。

大変だったところは、分身召喚してくるギミックとか。共鳴2層のサッカーもそうだけど、お爺ちゃんなのでとっさの判断を求められるギミックが苦手。

まあ攻略で詰まったかというとそんなことはなく、固定のかしこいヒラさんが毎回コールしてくれたのでそれについてけば何とかなってました。感謝してます。

 

○2

攻略期間:2日(~12月12日)

2層。今回の零式で一番苦手で、一番反省点が多かった。

苦手ポイントひとつめは影からの攻撃のやつ。とにかく視認性が最悪で、攻略段階のいっぱいいっぱいのときだと尚更苦しいギミックだった。

ふたつめ。オーブの判断とノックバックが来るやつ。あれで死んだ回数数知れず。

反省点は、予習の仕方が主。具体的には影の従僕についての予習がクソ甘かったところ。ギミックがどんなものかってのはわかってたけど、考え方まで理解できてなかった。流れとして、「影を背中にして」、「手を見て」、「手の方向に移動」てのを頭に入れるべきところ、形を合わせるって考え方でゴリ押そうとしてたのが敗因。(できる人はそれでもできそうだけど)

まあ予習はイメトレというか、実際にプレイしたらどう動くかまでイメージしてやるとより効果的かなあと思った。というかやらないと脳トレ系ギミックでひどいめにあうことがわかった。

 

○3

攻略期間:1日(~12月13日)

自分のツイート見返したら1日だったけど、いまいちどうだったか覚えてない。土日ってことで早めに開始してたからそれもあったのかも。

全体的に癖がなくてやってて楽しかった。(ヒラはひーひー言ってたけど)

難しい!ってギミックは最後の連続剣ぐらい。特に雷の。動きが難しいのもあるんだけど、判定がみょーーーに早くて食らうことが多かった。判定早いとこまで元の覚醒2層の連続剣に合わせなくてもいいのにーってずっと思ってた。

あと判定以外も自分がどこやってるのかわからなくなったりと、慣れるまでキツいギミックだった感。

それと攻略中の話じゃないけど、インビジブル中にボケーっとしててパーティを壊滅させた前科があります。ギミック中にボーっとするな。

https://twitter.com/sorena_noon/status/1338883161497817088

 

○4層(前半)

攻略期間:5日(~12月18日)

1日は消化に使ったので実質4日になるかも。それにしても通して一番かかった層になる。

山場はやっぱりライオンだったと思う。主に大ライオンの方。弊固定はTT式でやってたから動き自体は複雑じゃなかったけど、とにかく立ち位置が絶妙で、かつ一歩踏み外すと全滅ってのがキツかった。ひたすら線が付くことをお祈りするギミックだった。

他のギミックはリリースやらDDやら、結構やってて楽しいギミック多くて良かった。

あと巨人召喚されるところのサイコロ4番とか、かなり判断要求されて難しかった気もする。けど、ライオンと違って慣れれば楽だし楽しいレベルだった。

ライオンは慣れてもたのしくない。

 

○4層(後半)

攻略期間:3日(~12月21日)

ラスト。前半クリアに使ってる時間を考えるとそんなにかかってない気がする。

通した感想としては、TPS式最強の一言に尽きる。ほかのやり方だったらもうちょっと苦戦してた気がする。

難しかったギミックもトリプルがちょっと慣れるのに苦労したぐらいで、ほかは別にって感じだった。メレーの場合、軽減が牽制しかなくてラストの大ダメージラッシュやることがなかったから尚更。

あと前後半別の零式は初体験だったわけだけど、前半もたくさん詰められて、気分的に切り替えもしやすくて個人的には良かった。

 

○全体を通して

これまでレイド初期はほぼ暗黒でやってきたところ、初のDPS職だった。シナジー合わせとか火力詰め考えたりとか楽しかったけど、これまでやってた軽減の時間が完全に暇になったのがちょっとなーって感じ。(かといってタンクに戻るかって言うと…)

でも今回の三層の雷エレメンタルとか四天召とか、やっぱりDPSよりも離れさせられる場面が多くて、そこらへん見てるとDPS職で良かったなーって気持ちにもなる。殴れないと死ぬ病気なので。

反省点も多いけど、まあ楽しい零式でした。固定メンツに感謝。